2014年には長期にわたる来日公演を行ない、日本全国を感動の渦に巻き込んだ
ボブ・ディラン(Bob Dylan)が新作スタジオ・アルバム『シャドウズ・イン・ザ・ナイト』を2015年2月4日(水)に発売することが決定。ジャック・フロスト(=ボブ・ディラン)がプロデュースを手がけ、
フランク・シナトラのレパートリー10曲をカヴァーしたこのアルバムは、ボブ・ディランにとって36作目のスタジオ・アルバムであり、全世界で大絶賛された2012年の
『テンペスト』以来、3年ぶりのアルバムです。
「このアルバムを作ったのは本当に光栄なことだった。こういうものをずっとやりたいと思っていたが、30人編成の複雑なアレンジを5人編成のバンドで行なう勇気を持つことがなかなかできなかった。今作の演奏はすべてそれが鍵になっている。私たちはこれらの曲をこれ以上ないくらい熟知していたから、すべて一発録りで録音した。曲によっては2テイクくらいはかかったが、オーバーダブも施していなければヴォーカル・ブースもヘッドホンも使わず、別々のトラッキングも行なわなかった。そして何よりも、録音されたままの形でミキシングを行なった。自分ではこれらの曲はどう見てもカヴァーとは思っていない。もう十分カヴァーされてきた曲たちだから。というか、カヴァーされすぎて本質が埋もれてしまった。私とバンド・メンバーがやっているのは、基本的にそのカヴァーを外す作業だ。本質を墓場から掘り起こして、新たな命を吹き込んだのだ」
オフィシャル・サイト(
www.bobdylan.com)では収録曲「Full Moon And Empty Arms」を公開中です。
また、1年をかけて進められてきたオリジナル・アルバムの紙ジャケット・シリーズを締めくくる第4弾が、12月24日(水)に発売されます。今回発売されるのは、1990年の『アンダー・ザ・レッド・スカイ』から2012年の『テンペスト』までの10タイトル。最新マスター音源を使ったBlu-spec CD仕様で、新たに書き下ろしたライナーノーツを封入しています。